筑波山の隠れた人気コース、「薬王院コース」を登ってきました!
筑波山神社周辺の登山口から登るコースに比べると少しマイナーではありますが、木漏れ日が気持ちいい静かな山歩きを楽しめます。
この記事では、薬王院コースの駐車場や所要時間、コース詳細などについてお伝えしていきます(^^)/
筑波山・薬王院コースの特徴
薬王院コースは、筑波山の北西側、桜川市の「椎尾山薬王院」を起点とするコースです。
数ある筑波山の登山コースのなかで最も距離が長いトレイルで、じっくりと山歩きを楽しみたい方におすすめです。
筑波山神社周辺を起点とするコースに比べると少しマイナーということもあり、人通りがそれほど多くなく、木漏れ日のなか静かな登山を楽しむことができます。
コースの後半には巷で「階段地獄」と呼ばれている、700段以上ある木の階段道もあり、健脚向けのコースとしても知られています(^^)
筑波山の隠れた人気コース・薬王院コースに、ぜひチャレンジしてみて下さいね♪
椎尾山 薬王院の場所▼
薬王院コースの所要時間・距離・駐車場は?
つづいては、薬王院コースにチャレンジする前に知っておきたい基本情報について!
約44台の駐車場がある「つくし湖」から「筑波山自然研究路」までをコースとすると、その距離は約3.7km。
標準目安タイムとしては、登りが130分・下りが105分です。
つくし湖から少し登った先にある「椎尾山薬王院」にも、登山者が利用できる駐車場(駐車場3のみ)があり、そこからのアタックでしたら30分ほど短縮できます(^^)
こちらの駐車場はすぐに満車になりやすいので、確実に停めたい際は午前中の早めの時間帯を狙ってみて下さいね♪
つくし湖・椎尾山薬王院周辺の地図▼
筑波山随一のロングトレイル!薬王院コースを登ろう!
ここからは、いよいよ筑波山随一のロングトレイル「薬王院コース」について、詳しくお伝えしていきます!
今回のコースは下記の通りです▼
①薬王院コース登山口→②鬼ヶ作林道→③階段地獄の始まり→④坊主山分岐点→⑤自然研究路に合流→⑥御幸ヶ原→⑦自然研究路展望スポット→⑧男体山頂→⑨自然研究路・大石かさねの伝説と迷信→⑩下山
では、さっそく薬王院コースを登っていきましょう(^^)/
①薬王院コース登山口
今回は平日の朝8時台に登山口に到着できたので、
薬王院の駐車場3を利用させてもらいました!
駐車場のすぐ前に
薬王院コースの道標が設置されているので、迷わずにスムーズに登山道に取り付けます(*´▽`*)
登山口から鬼ヶ作林道までは、杉林やシダ植物に囲まれた道を緩やかに登っていきます。
薬王院コースはほぼ眺望がありませんが、そのかわり木漏れ日が美しく、静かな山歩きが楽しめます(^^)
自然のなかをゆるゆると登っていくと、ほどなくして鬼ヶ作林道に到着です(´艸`*)
薬王院ルート登山者駐車場の場所▼
②鬼ヶ作林道
鬼ヶ作林道は舗装道で、一度この車道を渡って再びトレイルに入ります。
ここから少しずつ傾斜がきつくなっていき、木の階段や石がゴロゴロとした道が増えてきます。
更に進んでいくと、一部の人の間で
「階段地獄」と呼ばれる木の階段道の登場です!
このコースを登られた多くの方がこの階段のことを良くも悪くも話していたので、ここが薬王院コースの目玉といっても過言ではないでしょう♪
噂の「階段地獄」!さっそく登っていきましょう(*´▽`*)
③階段地獄の始まり
始まりました、
階段地獄!段の高さが幅がバラバラということもあり、これはいいトレーニングなるかと思います(≧▽≦)
鍛えたい方はここで自分を追い込んでもらい、無理なく登りたい方はやはり自分の無理のないペースをしっかりと守って、休憩も多く取りすぎずにマイペースに登り続けることをおすすめします(^^)
傾斜のきついところや階段はついつい足元を見がちになってしまいますが、顔をあげてみると美しい階段道です。
700段以上の階段が続いているとのことですが、一歩一歩登っていたら気づけば階段道の終わりに♪
標高670m、筑波山調まで942m。まだ少し階段は出てきますが、薬王院コースの一番大変なところはこれで終わりなので、また元気よく歩いていきましょう!
④坊主山分岐点
ちょうど木の階段を登りきった辺り、大きめの杉を目印に進行方向左にそれると、
知る人ぞ知る「坊主山」という第3の頂きに向かうことができます。
国土地理院の地図には載っていない山とのことで、あまり広く知られていないせいか、コース上に分岐の案内などはありません。
ただ進行方向左側を意識していると、何本か人が踏み固めた道の跡が続いているのがわかり、そこが坊主山へと続くコースだと気づけるかと思います。
案内板がないこともあり、何人もの登山者がそれらしき道のあちらこちらから坊主山を目指した形跡があるので、坊主山に行ってみたい方は見落とさないように要注意です(^^)
坊主山の場所▼
⑤自然研究路に合流
坊主山からもとの薬王院コースへと戻ると、その後はしばらく平坦な道がつづき、いくつか階段をのぼった後に、
自然研究路への合流地点に出ます!
合流地点にはしっかりと道標も設置してあって判りやすく、進行方向左に行けば500mで御幸ヶ原、右に行けばすぐに大石かさねがあります。
今回は先に御幸ヶ原に寄って、ホットドリンクをゲットしたいと思います(^^)/
⑥御幸ヶ原
階段や平坦な自然研究路の道を500mほど進むと、
御幸ヶ原に到着です!
前の週の日曜日に筑波山を訪れた時は大混雑でしたが、平日は空いていてゆっくりした時間が流れていました(*´▽`*)
お手洗いに寄って、自動販売機でホットドリンクを買って、再び自然研究路へ♪
御幸ヶ原の場所▼
⑦自然研究路展望スポット
男体山頂へと続く入口を通り過ぎ、そのまま
自然研究路へと入っていきます。
自然研究路の解説板の②・③をこえて階段を登っていくと、左手に大きな岩が見えてきます。
少し見えづらいですが、この大きな岩に向かって研究路をそれると岩の上へと続く階段があります。
ここが
自然研究路随一の展望スポットで、
筑波山の隠れた絶景穴場スポットでもあります(*´▽`*)
ここから先は男体山頂を登ってすぐ下山なので、ぜひここで景色と小休憩を楽しんでいって下さいね♪
⑧男体山頂
展望スポットを後にしたら、再び自然研究路にもどって進行方向左へと進みましょう!
石段を登っていくと左手側に細い石段があるので、一度自然研究路を離れてそちらに向かいます。
少し歩きづらい岩の路ですが、すぐに
男体山頂を目指す道と合流できます。ここからは案内板に従って、お馴染みの
男体山頂へ♪
男体山御本殿の参拝と、御本殿前に広がる大パノラマをしっかり楽しみましょう(*´▽`*)
楽しみおわったら、先ほどの足場の悪い岩の道から再び元の自然研究路へと戻りましょう!
筑波山神社 男体山御本殿の場所▼
⑨自然研究路・大石かさねの伝説と迷信
男体山頂を終え、自然研究路の木道や階段道をずっと歩いて行くと、解説板⑪の
「大石かさねの伝説と迷信」に到着します!
たくさんの方々の願いが書かれた小石が積み重なった場所で、なんだか厳かな感じが漂っていました(^^)
小石を持って登られた方はぜひこちらに石をそなえて、お願い事をしてから先へと進みましょう♪
大石かさねの場所▼
⑩下山
大石かさねかた5分も経たないくらいのすぐ先に、登ってきたときに通過した
薬王院コースの分岐があります!
これで薬王院コースに加え、御幸ヶ原や男体山頂を経由しながら自然研究路を1周したことになります♪
帰りはもと来た道を登山口・駐車場まで、気を付けて下山しましょう(^^)/
おわりに
筑波山随一のロングトレイル、「薬王院コース」のご紹介はいかがだったでしょうか?
秋の筑波山は特に人気で多くの観光客や登山者で賑わいますが、こちらのコースは比較的人通りが少なく静かで、落ち着いた山歩きを楽しめます!
「筑波山のコースのなかで薬王院コースが1番好き!」という方も結構いらっしゃるので、まだ登ったことがない方はぜひこの機会にチャレンジしてみて下さいね♪
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