
鎖場の連続で知られる、奥久慈男体山の上級者向登山コースを登ってきました!
「上級者向登山コース」と聞くと、初チャレンジの前にどのくらいの難易度なのか?や、実際の鎖場の様子などが気になることかと思います。
今回は奥久慈男体山の鎖場の様子や詳細、難易度についてお伝えしていきます!
奥久慈男体山って、どんな山?
奥久慈男体山は茨城県常陸太田市と久慈郡大子町の境に位置する、標高653.9mの山です。

登山口やルートは複数ありますが、主要かつ人気のコースは西金駅側から登るコースで、鎖場続きの上級者向登山(健脚)コース、尾根道歩きが続く一般コースの2つです。
また、ややマイナーではありますが、持方集落から登る持方コースもあります。

持方コースは鎖場もなく、山頂まで約50分で到着できるので、初心者の方にはこちらがおすすめです。
持方コースについては以前に当ブログでご紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さい!
\奥久慈男体山・持方コースの紹介記事はこちらからどうぞ♪/
www.wellness-travelathlon.com
奥久慈男体山の場所▼
奥久慈男体山!上級者向登山(健脚)コースについて
今回ご紹介するのは、奥久慈男体山の上級者向登山コース!
登山口の案内板をみると、健脚コースの後半、山頂手前までが上級者向登山コースとされています。(※写真のオレンジ線部分)

健脚コースの距離や所要時間などは下記の通りです▼
奥久慈男体山・健脚コース(大円地駐車場~男体山頂)
距離:約2.2km(※この間の約0.8kmが鎖場の連続)
標準タイム:登り約1時間30分/下り約1時間15分
奥久慈男体山周辺では過去に火災があり、枯れ木が多く、倒木や枝の落下、落石の危険性があります。
また、コース内に設置してある「くさり・ロープ等」も劣化している恐れがある旨も注意喚起されています。

そのほかにも、滑面注意・転落注意・崖崩れ・地滑り注意など、数多くの危険ポイントがあるので、登る前に自身でよく考えたうえでチャレンジするか決めて下さいね!
奥久慈男体山!上級者向登山(健脚)コースの詳細
では、さっそく奥久慈男体山の上級者向登山(健脚)コースを登っていきたいと思います!
今回のコースは下記の通りです▼
①大円地駐車場→②健脚・一般コースの分岐→③登山道→④鎖場の連続→⑤東屋→⑥奥久慈男体山頂
今回のスタート地点は大円地駐車場からですが、西金駅から登山口の大円地まで徒歩1時間くらいでアクセスすることもできます。
公共の交通機関をつかって行ける山としても人気なので、必要な方はチェックしてみて下さいね^^
西金駅の場所▼
①大円地駐車場
奥久慈男体山をマイカーで訪れる方の多くが利用する「大円地駐車場」。
駐車スペースにトイレ、登山届を出すポストがあります。
大円地駐車場の場所▼
②健脚・一般コースの分岐
大円地駐車場を後にしたら、「至 男体山登山口」の案内板に従って林道を進みます。
ほどなくして大円地山荘が見えてくるので、山荘横の登山道へと入っていきます。
その先に「健脚コース」と「一般コース」の分岐が出てきます。
健脚コース側の看板には「滑落事故多発中」の張り紙があります。
しっかりと確認したうえで、分岐左側の「健脚コース」へと進んでいきましょう!
不安な方は引き返す、もしくは一般コースを選択するなど、自分にあった無理のない登山を楽しみましょう^^
③登山道
登り始めから鎖場の連続までの登山道は、足場の悪い場所も多く、それなりの急登もあります。

茨城県内のその他の山々と比較してもやや険しく、それだけで健脚向きであることが伺えます。

登り出してすぐに鎖場が出てきますが、ここは2箇所ほどで連続しません。

まずはやや険しい山道を一歩一歩登っていきましょう!
④鎖場の連続
鎖場の連続が始まるのは、滝倉との分岐を過ぎて少し登った先から。
ゴツゴツとした岩肌に杭が打たれていて、そこから鎖が垂れています。

個人によって差がありますが、鎖がないと登るのが困難かなと思えるような場所は2箇所ほどで、そのほかは鎖があると楽に登れるかな?といった補助的な印象でした!
鎖を使おうとする方がバランスを崩しやすいところも多かったので、鎖に身を任そうとせず、自分の手足をつかって登っていく感覚を大切に登りました^^
約0.8kmの上級者向登山コースは評判通り鎖がはられた急登の連続なので、体力に合わせて登るペースや適度に休憩をしながら登りましょう♪
⑤東屋
鎖場の連続を終えると、「東屋」が出てきます。
山頂まで残り5分ほどですが、鎖場続きで疲れた方には嬉しい休憩処です。
山頂の絶景まで残りわずか、もうひと踏ん張りです!
⑥奥久慈男体山頂
東屋から5分ほど緩い登り坂を行くと、茨城百景の「男体山頂」に到着です!
山頂は横に広く、男体神社(石宮)や記念撮影にぴったりの山頂標識があります。
そしてなんといっても、男体山頂から見渡す景色は素晴らしく、絶景を堪能できます!
男体神社からの足元の切れ落ちた豪快な眺めや、山頂標識側からの眺めは特に素晴らしいので、じっくりと景色を楽しんでいって下さいね♪
奥久慈男体山・上級者向登山(健脚)コースの難易度は?
このコースを登るにあたり、個人の方のブログや各サイトでの書き込み、『茨城県の山』や『山と高原地図』などの書籍を読みましたが、
その人その人によって難易度の感じ方に大きく差があると感じました。

難易度の感じ方には差はあるものの、山に慣れていない方が一人で初チャレンジ!などといった際にはおすすめできませんし、そういったコースではないという共通認識はあるかと思います。

ただ今回登ってみて、思っていたよりもファミリーが多く登られていて、ヘルメットをかぶった小さなお子さんとも数人すれ違い、地元では親しまれている山なのかなぁと感じました^^

体力やスキル、装備も含めて事前準備を整え、注意書きにもしっかりと目を通したうえで、チャレンジするかしないか決めてみて下さいね♪
おわりに
奥久慈男体山・上級者向登山(健脚)コースのご紹介はいかがだったでしょうか?
後半の約0.8km区間は評判通りの鎖場の連続で、急登も続くので短い登山時間でも登りごたえが感じられるかと思います!
鎖場好きな方はもちろん上級者向登山(健脚)コース、ちょっと不安がある方は一般コースや持方コースからでも山頂の絶景をたの占めるので、ご自身に合った無理のない登山を楽しんで下さいね♪
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